ブラック・ラグーンみたいな漫画は？新刊を待つ間に読みたいオススメ作品5選！

タイにある犯罪都市ロアナプラを舞台に、裏社会の運び屋「ラグーン商会」のメンバーが繰り広げる、ハードボイルドな物語『ブラック・ラグーン』。日本のサラリーマンだった岡島緑郎（ロック）が、ひょんなことからラグーン商会の一員となり、凄腕のガンマンであるレヴィをはじめとするアウトローたちと共に、マフィア、ギャング、テロリストといった裏社会の連中と渡り合う。広江礼威先生が描く、容赦ないバイオレンスアクション、クセの強いキャラクターたち、そして人間の業や社会の闇に切り込むストーリーに、多くの読者が痺れていますよね。

「ブラック・ラグーンの新刊、早く読みたい！レヴィとロックの続きが見たい！」
「あのダークで危険な雰囲気と、手に汗握る銃撃戦がたまらない！」
「レヴィやバラライカみたいな、カッコいいアウトローなキャラクターが好きだ！」
「現実の裏側や、人間の深い部分を描いた作品をもっと読みたい！」

そんな、『ブラック・ラグーン』が持つハードボイルドな魅力と、容赦ない世界観に魅了されたあなたへ。この記事では、主に【男性向け青年・少年コミック】作品の中から、『ブラック・ラグーン』に通じる「裏社会やアウトロー」「激しいアクションやバイオレンス」「クセの強いキャラクター」「重厚な人間ドラマ」といった要素を持つ、おすすめの漫画作品を5つ厳選してご紹介します！銃弾飛び交う危険な世界、譲れない信念のために生きる者たちの姿は、きっとあなたの魂にも響くはず。これらの作品で、新たな「修羅場」への覚悟を決めてみませんか？

まずは『ブラック・ラグーン』の魅力を再確認！
『ブラック・ラグーン』好きにおすすめ！厳選【男性向け】漫画5選
まとめ：『ブラック・ラグーン』の危険な魅力を、他の作品でも！
「ブラック・ラグーン」に似た漫画を全巻大人買いするなら？

まずは『ブラック・ラグーン』の魅力を再確認！

おすすめ作品を見る前に、『ブラック・ラグーン』がなぜこれほどまでに読者を惹きつけるのか、その比類なき魅力の核心を改めて整理しておきましょう。

容赦ない裏社会の描写: タイの犯罪都市ロアナプラという、無法地帯に近い場所が舞台。マフィア、ギャング、組織といった裏社会のルールや現実が、一切の美化なく描かれています。
ハードなガンアクションとバイオレンス: 銃撃戦、カーチェイス、肉弾戦… 激しいアクションシーンが満載であり、命のやり取りが容赦なく描かれるバイオレンス描写は、読者に強烈なインパクトを与えます。
魅力的なアウトローキャラクター: 荒々しいが情も深く、自分の信念を持つレヴィ。「掃き溜めの白痴」と呼ばれながらも、その知性と適応力で裏社会を生き抜くロック。冷静沈着なダッチ、凄腕ハッカーのベニー。そしてバラライカやヘンゼルとグレーテルなど、敵味方問わず強烈な個性を持つキャラクターが多数登場します。
重厚な人間ドラマとテーマ: 登場人物たちの過去、葛藤、そして生きる意味。戦争、貧困、差別といった社会問題。人間の持つ善悪の二面性や、裏社会で生きることの痛みなどが深く描かれています。
国際的な雰囲気とサスペンス: 多国籍なキャラクターが行き交い、様々な組織の思惑が絡み合うことで、国際的なサスペンスと緊張感が生まれています。
スタイリッシュな雰囲気: グロテスクな描写もありながら、どこかスタイリッシュで洗練された雰囲気が作品全体を包んでいます。

バイオレンスアクション、裏社会のリアル、魅力的なキャラクター、そして重厚な人間ドラマ。これらが高度に融合している点が、『ブラック・ラグーン』の大きな魅力と言えるでしょう。

『ブラック・ラグーン』好きにおすすめ！厳選【男性向け】漫画5選

それでは、ここからが本題です。『ブラック・ラグーン』の持つハードボイルドな世界観や熱量に共鳴するあなたに、自信を持っておすすめする5つの漫画作品をご紹介します！

1. 『ヨルムンガンド』

作者: 高橋慶太郎
掲載誌: 月刊サンデージェネックス (小学館) ※少年誌
巻数: 全11巻完結
あらすじ: 武器商人ココ・ヘクマティアルと、彼女の私兵部隊。その部隊に新たに加わったのは、武器が憎いにもかかわらず卓越した戦闘能力を持つ元少年兵の少年・ヨナ。少年兵ヨナの視点から、武器商人ココとその仲間たちが、世界の紛争地帯を渡り歩き、様々な組織と渡り合う姿を描く。国際的な裏社会アクション。
「ブラック・ラグーン」との共通点/おすすめポイント:
- 国際的な裏社会が舞台: 武器商人という、まさに裏社会の住人たちが主人公。世界の紛争地帯や、様々な国の組織が関わる、国際的なスケールで物語が展開されます。『ブラック・ラグーン』のロアナプラのような、危ない場所が次々と登場します。
- 魅力的なチームと人間関係: ココとその部隊のメンバーは、それぞれがプロフェッショナルであり、過去に何かを抱えています。ドライに見えながらも、彼らの間に生まれる絆や、ヨナとの関係性が丁寧に描かれます。ラグーン商会のメンバーのような、チームとしての魅力があります。
- 激しいアクションと戦闘: 銃撃戦、爆破、格闘… 様々な状況での激しいアクションシーンが満載。プロの戦闘描写や、戦略的な駆け引きも見どころです。
- 現実の社会問題への言及: 武器貿易、紛争、少年兵といった、現実の社会問題にも踏み込んでおり、物語に深みを与えています。
こんな人におすすめ：
- 国際的な裏社会や、武器商人といったアウトローの世界に興味がある方。
- チームで困難な任務に挑む、ハードなアクション漫画が好きな方。
- 現実の社会問題にも触れる、骨太な物語を読みたい方。

2. 『ザ・ファブル』

作者: 南勝久
掲載誌: 週刊ヤングマガジン (講談社) ※青年誌
巻数: 第1部全22巻完結、第2部『The second contact』完結、第3部連載中
あらすじ: どんな相手も6秒以内に殺す――裏社会で「ファブル（寓話）」と恐れられる伝説の殺し屋。組織のボスの命令で、一年間、誰も殺さずに「普通の生活」を送ることになる。「佐藤明」という偽名を使い、相棒の女（妹役）と共に大阪で一般人として暮らし始めるが、彼の周りには次々と裏社会のトラブルが舞い込んでくる…。殺し屋が殺しを禁じられた状況で繰り広げる、アクション＆コメディ。
「ブラック・ラグーン」との共通点/おすすめポイント:
- 裏社会のプロフェッショナル: 殺し屋やヤクザ、半グレといった、裏社会の住人たちが多数登場。それぞれのプロフェッショナルとしての技術や生き様が描かれます。
- 圧倒的な戦闘能力とリアルなアクション: 主人公・佐藤の戦闘能力は規格外。プロの技術に基づいた、効率的で容赦のないアクションシーンは必見です。『ブラック・ラグーン』のような、凄腕の戦闘描写が好きな方におすすめです。
- ギャップのある主人公とコメディ: 普段は少し間の抜けた「普通」の兄ちゃんを演じている佐藤と、いざとなれば冷徹なプロの顔を見せるファブル。このギャップがユーモアと緊張感を生み出します。
- ハードな中にユーモア: 裏社会の描写やアクションはリアルでハードですが、主人公のズレた日常感覚や、個性的なキャラクターとの掛け合いが生むシュールなユーモアも大きな魅力です。
こんな人におすすめ：
- 殺し屋やヤクザなど、プロの裏社会を描いた作品に興味がある方。
- リアルで合理的な、プロフェッショナルなアクションシーンが見たい方。
- シリアスな展開の中に、シュールなギャグやユーモアが散りばめられている作品が好きな方。

3. 『攻殻機動隊』シリーズ (特にSTAND ALONE COMPLEX)

作者: 士郎正宗（原作）/ 複数の漫画家（漫画版） ※青年誌掲載が多い
あらすじ: 西暦2030年代、科学技術が高度に発達し、脳を電脳化することが可能になった社会。情報ネットワークが高度に発達する一方で、電脳犯罪やテロが多発していた。公安9課、通称「攻殻機動隊」は、全身義体のサイボーグである草薙素子少佐率いる少数精鋭の部隊。電脳犯罪やテロ、そして国家の陰謀に立ち向かう。
「ブラック・ラグーン」との共通点/おすすめポイント:
- プロのチームによるミッション: 公安9課のメンバーは、それぞれが特殊な技能を持つプロフェッショナル。チームとして連携し、困難な事件や任務を遂行していく点は、ラグーン商会に通じるものがあります。
- 激しい銃撃戦とアクション: サイバーパンクの世界観ですが、電脳戦だけでなく、義体による肉弾戦や、高度な装備を用いた銃撃戦が頻繁に登場します。
- 社会の闇と人間ドラマ: 高度な技術社会の裏側にある格差、テロ、政治的な駆け引き、そしてサイボーグ化された人間のアイデンティティといった、現代にも通じる重厚なテーマが描かれています。
- クールでスタイリッシュな雰囲気: 士郎正宗先生の描く、メカニカルで洗練された世界観やキャラクターはスタイリッシュ。
こんな人におすすめ：
- 近未来やサイバーパンクといったSF設定が好きな方。
- プロのチームが活躍する物語や、緻密な銃撃戦・アクションが見たい方。
- 社会的なテーマや、人間の存在意義について考えさせられる作品を求めている方。

4. 『ドロヘドロ』

作者: 林田球
掲載誌: 月刊IKKI → ヒバナ → ゲッサン (小学館) ※青年誌
巻数: 全23巻完結
あらすじ: 魔法によって頭を爬虫類に変えられ、記憶を失った男・カイマン。彼は口の中にいる謎の男の正体と、自分に魔法をかけた魔法使いを探すため、相棒のニカイドウと共に、「ホール」と呼ばれる魔法使いに人体実験場にされている街で、魔法使いたちを狩り続ける。グロテスクな暴力と、どこか間の抜けた日常が混在するダークファンタジー。
「ブラック・ラグーン」との共通点/おすすめポイント:
- 荒廃した世界観とアウトロー: 「ホール」という街は、魔法使いによって荒廃させられており、そこに住む人々（ホール住民）は魔法使いに虐げられています。カイマンたちも、ある意味アウトロー的な存在として描かれます。
- グロテスクでハードな暴力描写: 魔法使いによる人体実験、改造、そしてカイマンの戦いなど、グロテスクで容赦ない暴力描写が頻繁に登場します。
- 個性的なキャラクターと人間関係: カイマン、ニカイドウをはじめ、魔法使い側のエンファミリーなど、登場人物全員が強烈な個性を放っています。彼らの複雑な関係性や、妙なユーモアのあるやり取りが魅力です。
- ダークな中にユーモア: 猟奇的でバイオレンスな展開が多いですが、キャラクターたちのどこかズレた日常や、ブラックユーモアが挟まれることで、独特のコメディ感が生まれています。
こんな人におすすめ：
- ダークファンタジーや、グロテスクだけどどこか愛嬌のある世界観が好きな方。
- 容赦ない暴力描写や、ハードな展開も許容できる方。
- 強烈な個性を持つキャラクターや、ブラックユーモアが好きな方。

5. 『ベルセルク』

作者: 三浦建太郎 (故人) / スタジオ我画 (監修: 森恒二)
掲載誌: ヤングアニマル (白泉社) ※青年誌
巻数: 既刊42巻（連載中）
あらすじ: 中世ヨーロッパ風の世界を舞台に、巨大な剣「ドラゴンころし」を背負い、「黒い剣士」と呼ばれるガッツの壮絶な復讐と旅の物語。かつて傭兵団「鷹の団」で活躍したガッツは、仲間の裏切りにより全てを失い、人ならざる者「使徒」や使徒を統べるゴッド・ハンドといった異形の存在、そして運命との過酷な戦いを強いられる。
「ブラック・ラグーン」との共通点/おすすめポイント:
- ハードな世界観とバイオレンス: 剣と魔法のファンタジー世界ですが、戦争、虐殺、人間の業といった重く、容赦ない暴力描写が頻繁に登場します。生々しい戦闘や、人間の醜さ、狂気が描かれます。
- アウトロー的な主人公: 傭兵、そして復讐者として、常識や正義といったものから外れた場所にいる主人公ガッツ。彼の生き様は、裏社会で生きるアウトローに通じるものがあります。
- 圧倒的な戦闘描写: ガッツが振るう大剣による戦闘シーンは、桁外れの迫力。対峙する相手も人ならざる者が多く、常に死と隣り合わせの極限の戦いが描かれます。
- 重厚な人間ドラマ: 主人公ガッツだけでなく、グリフィス、キャスカといった主要キャラクターたちの過去や葛藤、そして彼らの関係性が深く、重厚に描かれています。
こんな人におすすめ：
- ダークファンタジーや、重厚でシリアスな物語を求めている方。
- 人間の業や、世界の不条理といったテーマに深く切り込んだ作品を読みたい方。
- 圧倒的な画力で描かれる、壮絶な戦闘シーンや、過酷な世界観に没入したい方。

まとめ：『ブラック・ラグーン』の危険な魅力を、他の作品でも！

今回は、『ブラック・ラグーン』のような漫画を探しているあなたへ、おすすめの【男性向け青年・少年漫画】5作品をご紹介しました。

作品名	作者 (敬称略)	主なジャンル	主な舞台/世界観	主な魅力	『ブラック・ラグーン』との主な共通点/おすすめポイント
ブラック・ラグーン	広江礼威	ハードボイルド/アクション/裏社会/ドラマ	犯罪都市ロアナプラ	裏社会、ガンアクション、バイオレンス、アウトローキャラ、重厚な人間ドラマ、サスペンス	(基準作品)
ヨルムンガンド	高橋慶太郎	アクション/裏社会/国際/チーム	世界各地（紛争地帯など）	武器商人、国際的な裏社会、チーム、激しいアクション、現実社会問題	裏社会、国際、チーム、アクション、ハードボイルド
ザ・ファブル	南勝久	アクション/裏社会/コメディ/プロフェッショナル	日本（大阪など）	プロの殺し屋、リアルアクション、アウトロー、ギャップのある主人公、ユーモア	裏社会、リアルアクション、アウトロー、ユーモア
攻殻機動隊	士郎正宗(原作)/複数(漫画)	SF/アクション/サスペンス/社会派/チーム	近未来日本	プロチーム、銃撃戦、社会派テーマ、クール、スタイリッシュ	チーム、銃撃戦、社会派テーマ、スタイリッシュ
ドロヘドロ	林田球	ダークファンタジー/バトル/ミステリー	ホール/魔法使いの世界	荒廃した世界、異形、グロテスクとユーモラス、謎解き、独特なアート	荒廃した世界、異形（人間ではないが）、グロテスク、ユーモア、独特の雰囲気
ベルセルク	三浦建太郎/スタジオ我画(森恒二)	ダークファンタジー/バトル/ドラマ	中世風ファンタジー世界	重厚ダーク、主人公の葛藤、圧倒的戦闘、人間の業、運命	重厚ダーク、バイオレンス、主人公の葛藤、人間の業